セミナー・イベント開催レポート

講演会「ガラス製造業における現場起点の改善とは」

    2014年9月25日、大阪中央公会堂 大会議室にて大阪ガス行動観察研究所 代表取締役兼常務取締役 事業本部長の磯 龍介氏にご講演いただきました。 当日は硝子業界関係者など、合計約80名の方が参加されました。 磯氏は1983年に大阪ガス株式会社に入社され、 その後2001年に大阪ガス行動観察研究所(株)の前身である㈱エルネット企画管理部長、 2007年に同社インタラクティブ・マーケティング事業部長を歴任され、 現在は「現場起点の改善アプローチ」の重要性を一貫した趣旨として、幅広いテーマで講演活動等されておられます。

    「行動観察」とは、人が自分で言葉にできる「顕在化領域」や聞き方・引き出し方によって言葉に出来る「浅い潜在化領域」よりさらに深い、 『無意識のため、言葉として聞き出すことは困難であるが、行動を化学的に分析する事によって把握する』のが行動観察の領域との事で、 本人すら気付いていない行動を観察・分析することで、潜在的なニーズやリスク、スキルなどを見える化できるものとの事です。 講演をお聞きする迄は自身が持つ「行動観察」という言葉のイメージから、 製造現場の生産性の向上・改善や商業施設での導線・陳列方法の変更などによる業績改善程度のイメージしか持っていなかったのですが、 実際に講演をお聞きすると人間工学だけにとどまらず、社会心理学や環境心理学などあらゆる見地から、また商品開発などあらゆるフィールドに渡って活用できるものであるという事が分かり、大変興味深いお話でした。

    今回のお話をお聞きして、勝手な思い込みによる仮説に基づいて行動を進める事の危うさと、 「徹底的な現場での観察+科学的分析」の大切さを認識する事ができました。 講演会終了後の意見交換会でも講演内容が興味深かったという意見が多く、 日頃とは違う視点から物事を考える良い機会になったのではないかと思います。

    参加人数 80名


    行動観察の手法を用いた現場起点の改善アプローチについて

    講師大阪ガス行動観察研究所株式会社
    代表取締役兼常務取締役 事業本部長 磯 龍介 様
    開催日時2014年9月25日(木)
    開場17:30 開会18:00 (交流会 20:00~)
    会場大阪市中央公会堂
    申込連絡先TEL:06-6881-2475 / FAX:06-6881-2476
    申込締切本セミナーのお申込みは終了いたしました。