東京ビッグサイトで開催された「Inter Opt」に参加。自動車・車載、光通信・データ伝送、製造・生産、AV・家電、ヘルスケア・医療分野など、幅広い分野の開発用途から産業用途まで、新たにデジタルトランスフォーメーション時代に呼応した「光＆次世代アプリケーション・ネットワークシステム展」であるが、その他通信やセンサー等の展示会を含めた「電子機器2021トータルソリューション展」という総合展示会として開催されていた。盛況感はなく、来場者数は3日間で16,699人。2020年度は中止だったが、コロナ禍以前の2019年度の来場者は44,110人。2018年度は50,827人。

ガラス展示自体は多くはなかったものの、様々な開発品が展示されていた。日本電気硝子は亜鉛を主成分とした抗菌ガラスを展示しており、家電製品や水まわり用品への採用が想定されている。この種の抗菌ガラスはその他ガラスメーカーでも開発されており、コロナと共存の時代は欠かせない技術ある。また、東海エンジニアリングサービスでは超高精度に加工されたSiC金型やカメラ等に採用されるというカルコゲナイドガラスレンズ（赤外線透過ガラス）を展示しており、高い技術力が見てうかがえた。

将来新たに開発されたガラスが電子機器に展開されていく可能性は高く、今後も注視していきたい。