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FHA 2023 シンガポール展示会視察報告

    アジアで最大級の1つとして、FHA-Food & beverageは、国内外の食品業界関係者が集うため、アジアマーケットでのビジネス拡大のチャンスを後押しする食品飲料業界向けアジア有数の展示会です。

    取扱品目:食品、飲料、食品原料、食品加工・包装技術、ワイン&スピリッツ、等

    開催頻度:2年に一度(例年) ※コロナにより3度延期されていた為、昨年9月に続き今年も開催

    来場者数:50,000人

    出展社数:1,300社

     シンガポールにて2年に1度開催される『FHA 2023』の視察に行って参りました。世界各国より食品、飲料、食品加工機械、資材等のメーカーが多数出展しており、東南アジア圏で開催される食品展示会としては最大の規模となります。通常は、2年に一度3月又は4月に開催されておるのですが新型コロナウィルスの影響により当初予定されていた2020年度より度重なる延期がありましたが、ようやく昨年9月に開催され、そしてその半年後のこの4月にも再度開催される運びとなりました。

    昨年に開催されてから半年しか経過していない影響か出展者数も前回よりも少なくまた来場者も少なく感じられました。※全10ホール中4ホールのみ使用。

    中国におけるコロナの規制が緩和されたこともあり中国企業の出展がかなり増えておりました。北米、オセアニア、ヨーロッパ、アジア各国、韓国や台湾等の企業は国、地域をあげてパビリオン形式での出展をしておりましたが、日本企業や自治体は単独での出展でJETRO等主催のジャパンパビリオンはありませんでした。

    ※日本の大手化学メーカーが出展しておりましたが1小間のブースであまり力を入れているようには見えませんでした。

    韓国は、K-POPに続きK-FOODを国策として取り組んでおるとのことで、韓国パビリオンはかなりの規模でまた、台湾パビリオンも食品のみでなく機械、設備の製造メーカーも多々出展しておりました。食品展示会と言いましても食品のみの展示会ではなく、代理店、商社、流通業者等も見受けられました。

    全ホール内でガラス製品(包装資材として)の展示を行っているのは日本企業一社のみでした。

    SDGsが叫ばれ世界的に樹脂ボトルからガラスびんへの回帰が見られる中でも、ガラスびん製造メーカーの出展が他に見受けられない状況に違和感を覚える展示会でした。

    開催日程 2023年4月25日~28日
    参加人数 4名
    場所 Singapore Expo (シンガポール)