第15回オートモーティブワールド視察報告書
2023年1月30日
東京ビッグサイトで開催された「第15回オートモーティブワールド」に参加。1/25(水)~27(金)の3日間で開催され、カーエレクトロニクス、電動化、自動運転、軽量化、加工技術、コネクティッドカーなどクルマの先端技術・ソリューションが出展される世界最大級の自動車専門展である。最終日に参加したが、コロナ禍前の展示会と遜色ないほどの活気で、非常に多くの方が来場されていた。
多くのブースで自動運転や安全性能の向上というテーマで展示をされていたが、それらを達成するためには今後自動車に一層多くのカメラが搭載されるようになり、同時にガラス用のカメラレンズ需要が高まってくることは間違いなさそうである。
また、ガラスで印象的だったのは凸版印刷の調光フィルム。スイッチひとつで透明と不透明を瞬時に切り替え可能な液晶調光フィルムであり、ブラインドやカーテンが不要な「スマートウィンドウ」として使うことができるよう。機能性ガラスというよりガラスに機能持たせるというイメージのフィルムであるが、ガラス以外の部材によってガラスの価値が高まっているよい例である。新たなガラス市場を模索するとき、異業種と一緒に考えてみるのもおもしろい。