工業会活動報告

展示会講演会 参加・見学報告

第44回FPDフォーラム 参加報告 

1.FPDフォーラムとは
   フラットパネルディスプレイに携わる様々な企業や大学、研究機関の技術者が年2回
   集まり、情報交換を行いながらつながりを持つ会。日本のFPD業界が衰退する中、
   集まり技術者の年齢も高くなってきているが、SDIからの情報や、海外メーカーの
   講演も交えて最新情報と接することができる会。今回の参加者は136名。

2.講演者と内容
 1)オープニング (北原 洋明氏)
   最近のFPD最新技術動向は、量子ドットの時代に入った。

 2)LG Japan Lab. (佐藤氏)
  ①マイクロLED関係、
  ②特徴はー100℃~120℃で動作可能なものを目指している。
  ③大型ディスプレイで継ぎ目なしに見せかけることができる。
  ④基板はサファイア基板
  ⑤検査装置は東レエンジ。

 3)ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング㈱ (中枌 晃弘氏)
  ①カメラモニターではトップシェアを占める
  ②イメージセンサ(CMOS)等で日本で最も元気のあるディスプレイメーカー。
  ③技術のポイントは、1画素、6.3μmの中にRGB3色の塗分け技術とマイクロレンズ。

 4)中国光学光電子工業協会液晶分会 (胡 春明氏)
  ①LCDに関して中国のシェアは50%を超えた模様。
  ②材料関係は輸入品に頼っていて収支は厳しい。
  ③液晶用の設備は国産化比率が上がってきている。
  ④利益に関してはOLEDも利益が出るようになってきた。
  ⑤マイクロLEDの研究も進んでいて2~3年後には設備投資が始まる見込み。

 5)大阪公立大学(小関氏)

 6)みずほ証券㈱ (中根 康夫氏)
  Flat Panel Display Industry Outlook~勝負の分かれ目は~ 

  FPD市場における今後の見通しについての報告

以上

開催日程 2024年5月24日
参加人数 1名
場所 京都リサーチパーク