第44回FPDフォーラム 参加報告
2024年5月30日
1.FPDフォーラムとは
フラットパネルディスプレイに携わる様々な企業や大学、研究機関の技術者が年2回
集まり、情報交換を行いながらつながりを持つ会。日本のFPD業界が衰退する中、
集まり技術者の年齢も高くなってきているが、SDIからの情報や、海外メーカーの
講演も交えて最新情報と接することができる会。今回の参加者は136名。
2.講演者と内容
1)オープニング (北原 洋明氏)
最近のFPD最新技術動向は、量子ドットの時代に入った。
2)LG Japan Lab. (佐藤氏)
①マイクロLED関係、
②特徴はー100℃~120℃で動作可能なものを目指している。
③大型ディスプレイで継ぎ目なしに見せかけることができる。
④基板はサファイア基板
⑤検査装置は東レエンジ。
3)ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング㈱ (中枌 晃弘氏)
①カメラモニターではトップシェアを占める
②イメージセンサ(CMOS)等で日本で最も元気のあるディスプレイメーカー。
③技術のポイントは、1画素、6.3μmの中にRGB3色の塗分け技術とマイクロレンズ。
4)中国光学光電子工業協会液晶分会 (胡 春明氏)
①LCDに関して中国のシェアは50%を超えた模様。
②材料関係は輸入品に頼っていて収支は厳しい。
③液晶用の設備は国産化比率が上がってきている。
④利益に関してはOLEDも利益が出るようになってきた。
⑤マイクロLEDの研究も進んでいて2~3年後には設備投資が始まる見込み。
5)大阪公立大学(小関氏)
6)みずほ証券㈱ (中根 康夫氏)
Flat Panel Display Industry Outlook~勝負の分かれ目は~
FPD市場における今後の見通しについての報告
以上