IOFT 2019 視察報告
2019年10月15日
例年この時期に開催され、32回目を迎える日本最大の眼鏡関連の展示会。国内の眼鏡関連企業を始め、ヨーロッパのデザイナーブランド・アジアメーカー等370社・新作眼鏡74,000点超が出展される大規模な展示会である。(国内の眼鏡産地として有名な地である (一社) 福井県眼鏡協会が主催)
フレーム・サングラス・スポーツグラス・レンズ・検査機器/加工機・レンズアクセサリー等の出展社ブースに、来年市場に出回る眼鏡類の仕入れ・買付けを精力的に行おうとするメガネ店やセレクトショップのバイヤーで賑わっていた。
国内眼鏡市場規模は約4,000億円/年(眼鏡一式:補聴器・コンタクトレンズを含む)で、内、眼鏡関連製品の出荷額は約1,000億円、その中の眼鏡レンズは約500億円となっている。
レンズ素材としてはプラスチックが主流であるものの、色目や質感、安定した偏光度、デザイン性に優れたガラスレンズには根強い人気があり、斬新なフレームとの組合せによる薄肉軽量化を取り入れた開発力とデザイン力で、底堅い市場が期待できると感じられた。
また、会期中には眼鏡関連展示会らしく、「日本 メガネ ベストドレッサー賞」に選ばれた著名人(松井一郎:大阪市長、立川志らく:落語家、岡田結実:タレント、田中みな実:フリーアナウンサー 等7名)を招き、出展社ブースを訪問するといった来場者の興味を惹く魅力的な演出で展示会も盛り上がっていた。